2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【映画】遊星からの物体X

ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』を観る。 1982年に劇場公開された時に観て、その後、1985年にレンタルビデオ(VHS)でも観ているのだけれど、印象的なシーンこそしっかり覚えているものの、詳細はきれいさっぱり忘れていた。そりゃ、40年…

【読書】デイヴィッド・マレル『蛍』早川書房

デイヴィッド・マレル『蛍』早川書房を読了。 『ランボー』の原作者として知られる著者が、15歳の息子が癌で亡くなったときの体験を小説にしたもので、ロバート・ラドラム、スティーヴン・キングが絶賛している。なんとも不思議な小説で、ファンタジーの趣き…

【映画】ゴジラ-1.0

浦和パルコのユナイテッド・シネマ浦和にて『ゴジラ-1.0』を観てきた。今回はちょっと贅沢をして、IMAXでの上映をチョイス。 いやあ、IMAXで観てよかった。映像、音響の迫力がぜんぜん違う。 映画は、不満があれこれあるにしても、総体的には大満足。 まず…

【読書】ハモンド・イネス『怒りの山』ハヤカワ文庫NV

ハモンド・イネス『怒りの山』ハヤカワ文庫NVを読了。 第二次大戦中、ナチスの捕虜となり、麻酔を使わずに足を切断されるという拷問を受けた元パイロットのイギリス人ファレル。仕事で訪れたチェコで戦時中の友人のトゥチェックに会うのだが、その時から謎…

【映画】遊星からの物体X ファーストコンタクト

『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を観る。あの傑作、『遊星からの物体X』の続篇にして前日譚である。『遊星からの物体X』に繋がる話として、かなり綿密に整合性がとられているとのことだが、実は『遊星からの物体X』の詳細を記憶していないので…

【読書】シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』創元推理文庫

シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』創元推理文庫を読了。 家族が食事に混ぜられた毒で惨殺された屋敷で、姉のコンスタンス、伯父のジュリアンと3人で暮らしている少女メアリ。家族殺害の疑いをかけられたことから、コンスタンスは村人との交…

【映画】エスター ファースト・キル

先日観た傑作ホラー映画『エスター』の続編にして前日譚の『エスター ファースト・キル』を観る。 アメリカはコネチカット州に暮らすオルブライト家の幼い娘エスターは、4年前に突然行方不明となっていた。エストニアにいたリーナは、策を弄してエスターとし…

【映画】エスター

アメリカのホラー映画『エスター』を観る。話題になっていたことは知っていたし、ずっと気になっていた作品ではあるのだけれど、ビデオのパッケージから少女版『オーメン』のような作品であり、かなり後味の悪い作品だろうと推測し、なんとなく手を出しかね…

【読書】ジョー・R・ランズデール『ロスト・エコー』ハヤカワ文庫HM

ジョー・R・ランズデール『ロスト・エコー』ハヤカワ文庫HMを読了。 子どもの頃の高熱が原因で、ハリーは不思議な能力を持つことになる。過去に暴力や恐怖に関係した物が発する音に触れると、その過去の出来事が見えてしまうのである。殺人事件のあった車…

【映画】PATHAAN/パターン

シャー・ルク・カーン主演のインド映画『PATHAAN/パターン』を観る。 インドの諜報機関RAW所属の最強のエージェントだったジム(ジョン・エイブラハム)は、国から裏切られ、妊娠中の妻を失い、インドへの報復を実行に移すべく動き出していた。それを察知し…

【映画】ザ・クリエイター/創造者

ユナイテッド・シネマ浦和にて『ザ・クリエイター/創造者』を観る。 遠くない近未来、人を守るはずのAIが核を爆発させた—— 人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗…

【映画】ザ・クリエイター/創造者

ユナイテッド・シネマ浦和にて『ザ・クリエイター/創造者』を観る。 遠くない近未来、人を守るはずのAIが核を爆発させた—— 人類とAIの戦争が激化する世界で、元特殊部隊の〈ジョシュア〉は人類を滅ぼす兵器を創り出した“クリエイター”の潜伏先を見つけ、暗…

【読書】岡本功司『人生劇場主人・尾崎士郞』永田書房

岡本功司『人生劇場主人・尾崎士郞』永田書房を読了。 『人生劇場』で知られる小説家・尾崎士郞と長年にわたって懇意な付き合いをしてきた著者が、自分の見聞きした尾崎士郞のエピソードを中心に描いた評伝。なので、作家デビューするまでの話は、比較的あっ…

【映画】ハート・オブ・ストーン

『ワンダーウーマン』のガル・ガドット主演のアクション映画『ハート・オブ・ストーン』を観る。 政治にとらわれず、国家への執着もない、荒廃した世界の平和維持を任務とするための超国家的組織チャーター。その行動を決定するのは、全能ともいうべきスーパ…

【読書】ジェレミー・ロビンソン『プロジェクト・マイゴ』角川文庫

ジェレミー・ロビンソン『プロジェクト・マイゴ』角川文庫を読了。 そこそこ面白かった怪獣小説『プロジェクト・ネメシス』の続篇で、しかもハヤカワ文庫から出ている『怪物島 ヘル・アイランド』ともリンクしている怪獣バトル小説である。 が、これがぜんぜ…

【映画】湖の紛れもなき事実

東京国際映画祭にて、ラヴ・ディアス監督の最新作、『湖の紛れもなき事実(Essential Truths of the Lake)』を観てきた。 15年前、絶滅の危機に瀕しているフィリピン・イーグルの保護活動を推進していたエスメラルダ(シャイナ・マグダヤオ/Shaina Magdaya…

【映画】野獣のゴスペル

東京国際映画祭にてフィリピン映画『野獣のゴスペル(The Gospel of the Beast)』を観てきた。監督はシェロン・ダヨック、主要キャストはジャンセン・マグプサオ、ロニー・ラザロ。 15才の高校生のマテオ(ジャンセン・マグプサオ/Jansen Magpusao)は、妹…