2023-01-01から1ヶ月間の記事一覧

★芦花公園『異端の祝祭』角川ホラー文庫

芦花公園『異端の祝祭』角川ホラー文庫を読了。 この世にあらざるものを見てしまう能力を持つ女性、島本笑美。その能力のために社会に適応できず、就職もままならなかったのだが、なぜか一流企業への就職が決まってしまう。だが、出社した彼女を待ち受けてい…

★バーニング・ダウン 爆発都市

アンディ・ラウ主演の香港映画『バーニング・ダウン 爆発都市』を観る。 『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』に続くシリーズ第2弾だが、主人公が警察の爆発処理係というだけで、別に続篇というわけではない。そもそも、あの終わり方で続篇なんてあ…

★ROOFTOP

フィリピンのホラー映画『ROOFTOP』を観た。 大学が2週間の夏季休暇に入り、他の学生たちが帰省する中、エリー(ライザ・セノン/Ryza Cenon)、ランス(マルコ・グマバオ/Marco Gumabao)、ウェイブ(エラ・クルーズ/Ella Cruz)、ジェシカ(レン・エスカ…

★シャウト・アウト

タイガー・シュロフ主演のインド映画『シャウト・アウト』を観る。 原題は『Baaghi 3』となっていて、『タイガー・バレット(Baaghi 2)』の続篇ということになっているが、タイガー・シュロフ主演の超絶アクション映画という以外はなんら関係のない独立した…

★芦花公園『ほねがらみ』幻冬舎文庫

芦花公園『ほねがらみ』幻冬舎文庫を読了。 実は、こういうスタイルの小説は苦手なのである。章ごとに視点を変え、スタイルを変え、徐々に真相が明らかになっていくというスタイルの小説だと、読んでいるうちに自分が読んでいるものがなんであったのかがよく…

★未来戦記

香港映画『未来戦記(明日戦記)』を観る。 戦争と環境破壊によって疲弊しつくした近未来の地球。人類は大気を浄化するためのスカイネットプロジェクトを開始するが、そこに巨大隕石とともに植物型生命体パンドラが飛来する。勢力圏を広げながら街を破壊して…

★カンフー・スタントマン

1987年以降に観た映画のタイトルを記録してあるのだけれど、そのうちの香港映画の本数をチェックしたら延べで838本だった。正直、バカじゃないのと思う本数なのだけれど、それだけ観てしまった最大の要因は、香港アクション映画の無茶なスタントだったのでは…

★山本甲士『迷犬マジック』双葉文庫

山本甲士『迷犬マジック』双葉文庫を読了。 国樹由香さんが「いつも犬(きみ)がいた」という「犬の出てくる面白い本」を紹介する連載でとりあげていたのを読んで無性に読みたくなった本。てっきり、とんちんかんな行動をする「迷犬」かと思ったら、迷い犬の…

★マイクル・コナリー『ダーク・アワーズ』講談社文庫

ずっと新刊が出るのを待ちかねて読んでいたマイクル・コナリーだが、バラード&ボッシュの『鬼火』、ジャック・マカヴォイの『警告』が自分としてはぜんぜんダメで、とうとうマイクル・コナリーも失速してしまったかと思ったのだけれど、続くリンカーン弁護…

★すずめの戸締まり

2023年最初の映画は『すずめの戸締まり』。 あっという間にストーリーの本筋になだれこむので、まったくだれることなく一気に物語り世界に引きずり込まれる。映像も迫力満点で、物語にも深味があり、大満足。けっこう笑わせてくれる場面もあり、めっちゃ楽し…