2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】マネル・ロウレイロ『生贄の門』新潮文庫

マネル・ロウレイロ『生贄の門』新潮文庫を読了。 末期癌の息子を抱えた女性捜査官のラケルは、メンシニェイラと呼ばれる心霊治療師に最後の望みを託して、彼女の住むガリシア地方へと異動を申し出る。そこでラケルが遭遇したのは、人里離れた山の頂、巨大な…

【映画】パーフェクト・ドライバー

韓国映画『パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女』を観る。 非合法であろうとなかろうと、依頼されたものをなんでも運ぶのが仕事の天才的なドライビングテクニックを持つウナ(パク・ソダム)。この設定で思い出すのはもちろんウォルター・ヒル監督…

【映画】Pearl パール

ミア・ゴス主演のホラー映画『Pearl パール』を観る。 先日観た『Xエックス』の前日譚で、『Xエックス』に出てくる殺人鬼の老婆がいかにして殺人鬼と化したかという若かりし日のエピソードを描く。なんとも気色の悪い映画で、最近はこの手のホラーがどうに…

【映画】復讐・ドラゴンの爪

フィリピン映画『復讐・ドラゴンの爪(Chinatown: Sa kuko ng dragon)』を観る。 熱血刑事のダニエル・モレノ(ラモン・ボン・レヴィリア・ジュニア/Ramon 'Bong' Revilla Jr.)は、チャイナタウンを拠点とする麻薬密売組織の捜査をしているのだが、あまり…

【映画】ハウスメイド 欲望のしもべ

フィリピン映画『ハウスメイド 欲望のしもべ(The Housemaid)』を観る。 デイジー(カイリー・ヴェルゾーサ/Kylie Verzosa)は裕福な家庭の住み込みのメイドとして雇われることになる。家には主人のウィリアム(アルバート・マルティネス/Albert Martinez…

【読書】マーク・グリーニー『暗殺者の屈辱(上下)』ハヤカワ文庫NV

マーク・グリーニー『暗殺者の屈辱(上下)』ハヤカワ文庫NVを読了。 暗殺者グレイマンことコート・ジェントリーは、ロシアからの金の流れを明らかにすることのできるデータを収めたiPhoneの確保をCIAから依頼されて動き出す。本来ならCIAから追われ…

【映画】海洋天堂

だいぶ前にNHK-BSで放送された『海洋天堂』を観る。どういう映画なのか、まったく知らないまま観たので、まずはジェット・リーが出ていることに驚いてしまった。しかも、アクションはまったくなしで、純粋に役者として出演しているではありませんか。ここで…

【映画】武神

シェー・ミャオ主演の中国映画『武神』を観る。原題は『辛弃疾1162』。 1162年。中国。漢民族の宋と女真族の金が領土を争っていた時代。民衆を率いて金への反乱を起こしていたシンキシツは、金軍の急襲によって兵の大半を失ってしまう。しかし、民衆に対して…

【映画】MEG ザ・モンスターズ2

ジェイソン・ステイサムがメガロドンと生身で闘うトンデモ映画『MEG ザ・モンスターズ2』を観る。 突っ込みどころは1作目以上。なにせ水深7600mの海底を最新鋭とはいえ潜水スーツを着て徒歩で移動するのである。さらには、その潜水スーツすら身につけずに760…

【映画】X(エックス)

ホラー映画『X(エックス)』を観る。 ポルノ映画を撮影するために、怪しげな老夫婦の所有する農場にある小屋を借りる撮影隊。だが、撮影に訪れた一行は、ひとり、またひとりと、年老いた夫婦によって惨殺されていくのだった。 うーん、それだけの映画だっ…

【映画】A Very Good Girl

フィリピン映画『A Very Good Girl(2023)』を観る。 小売業界の大物、モリー・スザーラ(ドリー・デ・レオン/Dolly De Leon)の前に、フィロと名乗るイタリア帰りの謎めいた女性(キャスリン・ベルナルド/Kathryn Bernardo)が現れる。フィロは瞬く間に…

【読書】谷良一『M-1はじめました』東洋経済新報社

谷良一『M-1はじめました』東洋経済新報社を読了。 先日読んだ『笑い神 M-1、その純情と狂気』が外部の人間によるノンフィクションなら、本書はM-1を作り上げた当事者による現場レポート。完全に死に体となっていた漫才というジャンルを甦らせるためのプロジ…

【映画】赤い糸 輪廻のひみつ

台湾映画『赤い糸 輪廻のひみつ』を観る。 落雷で命を落としたシャオルンは、冥界で目覚めるのだが、縁結びの神〈月老〉として徳を積むか、カタツムリとして転生するかという選択を迫られる。同じく〈月老〉になるかゴキブリとして転生をするかという選択を…

【映画】MEG ザ・モンスター

新年1本目の映画はジェイソン・ステイサム主演の『MEG ザ・モンスター』。 200万年前に絶滅したはずの巨大生物メガロドンが深海からあがってきて、海洋研究チームに襲いかかるというもの。ストーリーに目新しさはないが、メガロドン対ジェイソン・ステイサム…

【読書】アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』ハヤカワ文庫NV

アリステア・マクリーン『女王陛下のユリシーズ号』ハヤカワ文庫NVを読了。 読書記録をチェックすると1979年、1985年、2002年に読んでいる。たぶんそれ以前にも読んでいるので、おそらくは今回が5回目の読書ということになるようだ。 前回読んだ時の感想を…