【映画】MEG ザ・モンスターズ2

 ジェイソン・ステイサムメガロドンと生身で闘うトンデモ映画MEG ザ・モンスターズ2』を観る。
 突っ込みどころは1作目以上。なにせ水深7600mの海底を最新鋭とはいえ潜水スーツを着て徒歩で移動するのである。さらには、その潜水スーツすら身につけずに7600mの深海に身をさらすのである。いや、それ、どう考えても水圧でペチャンコになるからね。ダイビングで20mとか30mに潜る場合、水圧に負けない圧縮された空気を吸い込んでいるから肺が押しつぶされないで済んでいるのだけれど、7600mだったら人間なんて一瞬でペチャンコだからね。
 そして、相変わらず超巨大なメガロドンを相手に生身で闘いを挑むジェイソン・ステイサムなのだけれど、あまりにも無理すぎて笑ってしまう。そして、メガロドンの方もなぜか他に見向きもせずにしつこくジェイソンに襲いかかったりするのだけれど、なぜそこまで彼に固執する?
 今回はさらに海底のレアメタルを盗掘する悪党グループが出てくるのだけれど、それだけの科学力を持っていたら盗掘なんかしなくても充分に稼げるからね。というか、あの海底基地を作るだけの資金はどこから出たんだ。とんでもない金額がかかるぞ。
 また、前作よりさらに露骨になった中国色。当たり前のように中国語の会話が続いてしまったりするのである。クライマックスとなるリゾートももちろん中国。この、リゾート地にメガロドンが襲いかかるというクライマックスが、前作とまったく同じ展開なのには苦笑しかない。ビーチで遊んでいるリゾート客に巨大なメガロドンが襲いかかるのだけれど、あんな浅い海に、どうやってあの巨大なメガロドンが入り込めるんだ?
 などなど、たっぷりと突っ込んでしまうのだけれど、それでも楽しめてしまうのだから困ったものだ。
 しかも、今回は中国最強の男、ウー・ジンジェイソン・ステイサムと並ぶ主役級の扱いで出演しているのである。なにせ、ウー・ジンといったら、たったひとりで戦車軍団を壊滅させることのできる男なのだ。レアメタル盗掘団ごときに負けるわけがない。
 というわけで、あれこれと呆れつつも、しっかり楽しめるモンスター映画に仕上がっている。あきれ果てて楽しむことすらできなかったモンスター映画、『ゴジラvsコング』とは比べものにならないエンターテインメント映画なのでした。