【映画】MEG ザ・モンスター

 新年1本目の映画はジェイソン・ステイサム主演のMEG ザ・モンスター
 200万年前に絶滅したはずの巨大生物メガロドンが深海からあがってきて、海洋研究チームに襲いかかるというもの。ストーリーに目新しさはないが、メガロドンジェイソン・ステイサムという設定は実に新鮮だ。ゴジラ相手に生身の人間が闘いを挑むようなものだが、それをやってしまうのがこの作品。まあ、ジェイソン・ステイサム以外だったら、成り立たない映画だね。
 しかし、中国資本で作られた映画というのが実に露骨で、舞台となるのが上海の沖に建設された海洋研究所で、そこの所長も中国人で、ヒロインはその娘で、中国語での会話も多く、クライマックスは中国人海水浴客でごったがえす海水浴場と、徹頭徹尾中国の映画なのだった。これだったら主役はジェイソン・ステイサムではなくウー・ジンでいいじゃんとか思ったら、続篇では本当にウー・ジンが出てくるらしい。
 ま、この手の映画のお約束の展開ではあるのだけれど、スケールのでかい怪獣パニック映画としては上出来ではないだろうか。しっかり楽しむことができました。