【映画】ゴースト・エージェント/R.I.P.D.

 なんの前情報もなしに、たまたまNetflixで見つけた『ゴースト・エージェント/R.I.P.D.』なる映画を観る。
 優秀な刑事のニック(ライアン・レイノルズ)は、麻薬捜査の途中で押収した金塊をめぐって相棒のボビー(ケヴィン・ベーコン)から撃たれて殉職してしまう。だが、下界で人間に紛れ込んでいる悪霊を逮捕する組織「R.I.P.D.」にスカウトされ、19世紀に保安官だったロイ(ジェフ・ブリッジス)とコンビを組んで悪霊退治に乗り出すこととなる。そして、悪霊が隠し持っていた金塊から、悪霊たちが死者を甦らす陰謀を企んでいることを知り、なんとかそのたくらみを阻止しようとするのだが……。
 おおっ、これはなかなか面白かったぞ。「R.I.P.D.」にスカウトされた人間は、生前とはまったく異なる姿で下界に派遣されてくるのだけれど、ニックは中国人の爺さん(ジェームズ・ホン)であるのに対し、ロイはなんとブロンドの超セクシーな女性(マリサ・ミラー)なのである。本人たちは生前の姿のつもりで行動しているのだけれど、第三者から観ると中国人の爺さんと超セクシーなブロンド美人のカップルなのである。ここぞというタイミングでこの第三者視点での姿が出てくるのに笑ってしまう。
 アクションシーンなどはSFXを多用していて新味はないものの、シンプルに楽しめる映画に仕上がっているのでまったく文句はない。
 監督は『RED/レッド』『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』などのロベルト・シュヴェンケ
 まったく異なるキャスト、監督で続篇も作られているようなので、いずれ観てみることにしてみよう。