【映画】エスター ファースト・キル

 先日観た傑作ホラー映画『エスター』の続編にして前日譚のエスター ファースト・キル』を観る。
 アメリカはコネチカット州に暮らすオルブライト家の幼い娘エスターは、4年前に突然行方不明となっていた。エストニアにいたリーナは、策を弄してエスターとしてそのオルブライト家に入り込む。娘が行方不明となって以来、すっかり生きる気力を失っていた父のアレンは、娘が戻ってきたことを喜び、かつての陽気さを取り戻すのだが……。
 『エスター』のキモは養女としてやってきた少女エスターの正体にあるので、それが明らかになったうえでどういう続編が可能なのかと思ったのだけれど、なるほど、こういう設定ですか。いやあ、お見事。まさか、こういう展開とは思わなかった。
 しかし、本作のストーリーはどう紹介しても、前作『エスター』のネタバレになるので、実に難しい。上に書いたほんの数行の内容紹介ですら、微妙に前作のネタバレになっているし。
 それにしても、エスターを演じているイザベル・ファーマンという女優さん、すごいな。前作から13年たっているのに、まだ少女の役を演じることができるのだから。さすがにちょっとは無理を感じないでもなかったけれど。『ハンガーゲーム』にも出ているということなので、今度はそっちを観てみようか。