【映画】遊星からの物体X

 ジョン・カーペンター監督の『遊星からの物体X』を観る。
 1982年に劇場公開された時に観て、その後、1985年にレンタルビデオ(VHS)でも観ているのだけれど、印象的なシーンこそしっかり覚えているものの、詳細はきれいさっぱり忘れていた。そりゃ、40年近くたっていれば忘れているよね。
 先日、『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を観たばかりなので、その記憶が薄れないうちにと思って観たのだけれど、なるほど実にみごとに繋がっているとあらためて感心してしまった。壁に刺さっている斧というディテールまでがちゃんと引き継がれているではありませんか。
 しかしまあ、きれいさっぱり忘れているもんだなあ。こういう終わり方をするなんて、まったく覚えていなかったよ。そして、もっと派手だと思っていたシーンが、あらためて観てみるとそれほど派手じゃなかったりして。きっと、長年の間に頭の中でイメージが増幅していたのだね。
 それでも、これが傑作だということにかわりはなし。当時としては、類似作品のまったくない画期的な作品だったはず。とにかく、あのシーン、このシーンでびっくりさせられ、度胆を抜かれたものです。
 ちなみに、今回借りてきたDVDは随分と前にリリースされたバージョンのようで、画面サイズが小さくてガッカリさせられた。テレビの画面サイズを切り替えて大きく表示させると、字幕がはみ出してしまうので、小さいままで観るしかなかったのだ。調べてみると、2018年にデジタル・リマスター版での公開もされているので、それだってビデオリリースされているだろうと思うのだけれど。

 ジョン・カーペンターの作品では『ザ・フォッグ』と『ハロウィン』をまた観たいと思っているのだけれど、ゲオにもないし、アマプラにもNetflixにもないのは実に残念。テレビ放送を録画したVHSビデオならあるのだけれど。