★ジュラシックワールド/炎の王国

 しまった。感想をアップする順番をミスってしまった。『ジュラシックワールド/炎の王国』を観ていたのに、完結篇の『ジュラシックワールド/新たなる支配者』の感想を先にアップしてしまっていた。いかんいかん。

 というわけで、ジュラシックワールド/炎の王国』の感想です。


 前作、ジュラシック・ワールドでの惨劇から3年後、事件でテーマパークが閉鎖された後も、島では多くの恐竜たちが生き延びていた。だが、その島にあった火山が噴火して、恐竜たちは絶滅の危機にさらされる。そこで恐竜を他の島に移すための一団が島に派遣されるのだが、実はその組織の真の目的は、恐竜を世界中の金持ちに販売して大もうけをするということであった。そうとは知らずに、3年前の事故をかろうじて生き延びたクレアとオーウェンも島に同行していたのだが……。

 というわけで、主人公たちはまたしても過去の経験に懲りずに恐竜の島に乗り込んでいってしまうのだった。行かなきゃいいのに(でも、行かないと映画が成り立たないのだけれど)。
 でも、それ以上にうんざりしてしまうのが、恐竜で金儲けをたくらむ連中がむちゃをやったせいで騒動が起きるといういつものパターン。しかもこいつら、毎回頭が悪いんだよなあ。
 いろいろ工夫はしていても、結局はワンパターンで、人間に恐竜が襲いかかるシーンを繋いでいるだけという映画ができあがってしまう。これでは、前作とさほど違いはないじゃん。恐竜が暴れるシーンにもう少しメリハリがあればいいのだけれど、ひたすら派手なシーンが続くとさすがに単調になってしまう。最初のうちは、恐竜が出てくるだけで大喜びしていたけれど、シリーズ5作目ともなるともう少し新味がないとさほど魅力は感じられない。
 と、文句をつけつつも、あと1本『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』で最新作に追いつくので、観ないわけにはいかないのだけれどね。