★ジュラシックパークIII

 いまさらだけれど、未見だったジュラシックパークIII』を観る。なんと2001年の作品。もう22年も前の作品だとは。ほんのちょっと前の作品ぐらいに思っていたのになあ。ちなみに第1作の『ジュラシック・パーク』は1993年の作品。CGで恐竜を動かすということに初めてチャレンジした作品で、そこから8年でCGの技術はとてつもなく進化している。
 恐竜の保護管理地区として立ち入り禁止となっていたイスラ・ソルナ島。義父とともにパラグライダーで空からその島を観ようとしていたエリックは、事故で島に墜落してしまう。それを知った両親は、かつてジュラシックパークの惨劇の主要人物であったグラント博士(サム・ニール)を騙し、息子を探すためにイスラ・ソルナ島への潜入に博士を同行させる。だが、そこで一行はティラノサウルスよりもさらに巨大で凶悪な肉食恐竜・スピノサウルスに襲われるのだった。

 ストーリー的には「博士ったら、またあの島に行っちゃったのかよ、なんだよ1作目の繰り返しにすぎないじゃん」という印象を拭えないのだけれど、いざ観るとけっこう素直に楽しめてしまった。なんのかんの言って、恐竜が次々と登場してきて動き回る映像は実に魅力的だ。もっとも、ヴェロキラプトルの知能が高いという設定には違和感しかなかったのだけれど。このレベルの知能を持っているという設定にしてしまうと、説得力を欠いてしまう。やはり、恐竜は恐竜でいいんじゃないのかなあ。
 そうそう、プテラノドンの造形は実によかった。で、このプテラノドン、最後にどこかに飛び去っていくのだけれど、それがさらなる続編に繋がるのかと思いきや……、ぜんぜんそんなことはなかったのだね。それでいいのか?