★すてきな片想い

 ジョン・ヒューズ監督のすてきな片想いを観る。


 16歳の誕生日を迎えたサム(モリー・リングウォルド)。だが、家族は翌日に姉の結婚を控えておおわらわで、サムの誕生日のことなんてすっかり忘れてしまっている。そんなサムの誕生日当日から、その翌日の姉の結婚式までのとんでもないドタバタ騒ぎを描いた快作。
 昨日、『High School U.S.A』を読み終えて無性にジョン・ヒューズ監督の映画が観たくなってしまい、たまたま手元に録画した本作があったので手を出してみた。1984年の作品で、主演はモリー・リングウォルド。一時期、ジョン・ヒューズ監督の学園映画を片端から観ていた時期があったのだけれど、見直すのはめちゃくちゃ久しぶりだ。そして、初めて観るかのように楽しんでしまった。何度も声をあげて笑ってしまったよ。パーフェクトじゃん、この映画。モリー・リングウォルドはただただ愛しいし、うっとうしい男ナンバーワンのアンソニー・マイケル・ホールはひたすらノリがいいし、もうとにかく楽しい! まさに傑作!

 そういえば昔々、作家になる前の馳星周が我が家でこの映画を観て、モリー・リングウォルドにぞっこん惚れ込んだのも懐かしい。その後『君さえいれば』のアニタ・ユンにも惚れ込んで、結果としてショートヘアが似合う女性と一緒になったんだよな、彼は。