2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧
登芳久『豊満の種子 氷川瓏とその時代』さきたま出版会を読了。 奥付によると、「豊満の種子」と書いて「ほうまんのしゅうじ」と読ませるのだそうだ。「種子」を「しゅうじ」と読ませる例に出会ったのは初めてなのだけれど、調べてみると仏教用語とのこと。…
『一筆お祓いいたします』のツェン・ジンホア(曾敬驊)つながりで、台湾ホラー映画『返校 言葉が消えた日』を観る。 1962年、中国国民党による戒厳令下にあった台湾では、一切の自由が制限されていた。多くの本も禁書とされ、そうした本を読んだだけで死刑と…
台湾のホラーファンタジー「一筆お祓いいたします(全14話)」を見終えた。原題は「不良執念清除師」。 書道家の家に生まれ育った高校生のプー・イーヨン。ある時、悲惨な事故に巻き込まれて2年間の昏睡状態に陥るが、奇跡的に目覚めた彼のもとには、なぜか…
富田常雄『418浬の戀』太陽出版社を読了。 昭和22年に刊行された短篇集。『姿三四郎』が書かれたのが昭和17年で、その後『明治の風雪』『白虎』といった大衆小説を書いて人気作家となったあとの作品集なのだけれど、本作に納められているのは『姿三四郎』の…
とうとう「風起洛陽~神都に翔ける蒼き炎~」全39話を見終えてしまった。 女帝・武則天が統治する武周王朝の神都・洛陽で、謎の殺人事件が続く。被差別部落出身の高秉燭は、その殺人事件に長年探していた仲間の仇が関わっていることを知り、犯人追及に乗り出…
月村了衛『暗鬼夜行』毎日文庫を読了。 学校代表に選ばれた読書感想文が盗作であるという告発がSNSに投稿された。作文指導をしていた国語教師の汐野は、盗作であるはずがないと確信しながらも、校長からの指示で問題収拾に奔走することになる。だが、事態は…