2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
小松澤陽一『ゆうばり映画祭物語 映画を愛した町、映画に愛された町』平凡社を読了。 自分にとって小松澤陽一という人物は、舞台の上で感極まって涙を流す、東京国際ファンタスティック映画祭の名物プロデューサーであった。東京ファンタには1回目からずっと…
伊東拓馬『キアポ教会前の呪術市場 フィリピン魔術と民間療法』双天至尊堂を読了。 全58ページの薄い冊子ではあるのだけれど、中身が非常に濃くて、たいそう面白く読むことができた。キアポ教会というのは、マニラの下町にある古い教会で、その教会の周辺に…
フィリピン映画『Bona』を観る。 映画スターを夢みていたが、いっこうに芽が出ず、いまはアクション映画のエキストラをしているガルド(フィリップ・サルバドール/Phillip Salvador)。そのガルドの熱狂的なファンであるボナ(ノラ・オノール/Nora Aunor)…
大島真寿美『うまれたての星』集英社を読了。 少女向けのマンガ誌「週刊デイジー」と「別冊デイジー」。その編集部を舞台にした1969年から1973年までの物語。 まだ少女マンガは市民権を得ておらず、編集者本人たちも子ども向けのものと考えていた。そこに、…
宮島未奈『成瀬は都を駆け抜ける』新潮社を読了。 京都大学の学生となった成瀬あかりを主人公にした「やすらぎハムエッグ」「実家が北白川」「ぼきののか」「そういう子なので」「親愛なるあなたへ」「琵琶湖の水は絶えずして」を収録。成瀬が主人公ではある…