【映画】KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ

 Netflixにてアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』を観る。
 タイトルに「ガールズ」「ハンターズ」と音が重なっているのが邪魔くさいが、原題は"KPop Demon Hunters"。
 K-POPガールズグループ「ハントリックス」の3人組、ルミ、ミラ、ゾーイは、アイドルとして活躍しながら、裏では人々を守るために悪霊を倒す活動をしていた。だが3人の前に、悪霊の支配者グウィマから送り込まれたボーイズグループ「サジャボーイズ」が立ちふさがる。ハントリックスの3人は、グウィマの野望を打ち砕くため、アイドルアワードに挑むのだったが……。
 Netflix映画として最も多く観られた記録を更新し、世界中で大ヒットしているというので観たのだけれど、なるほど、これは楽しい。
 ストーリーはシンプルで、あまり凝った展開は用意されていない。でも、K-POPアイドルと悪霊退治という題材をCGアニメで見せるというコンセプトが楽しいので、シンプルさが成功している。
 いかにもCGアニメといった絵柄で最初のうちは違和感があったのだけれど、それは観ているうちにまったく気にならなくなった。なにより、主人公たちが歌い踊るシーンで使われている曲がいい。『グラスハート』もそうだったけれど、音楽シーンが魅力的だと、それだけでたっぷりと楽しめてしまうのだ。
 最初のうちは英語バージョンで観ていたのだけれど、途中で韓国語バージョンに切り替えたら、これがまた実にはまっている。ちなみに、韓国のガールズグループTWICEが劇中歌を歌っていたりする。制作はアメリカなのだけれど、テイストはしっかり韓国。
 そして、世界中のさまざまな言語の吹き替え版が用意されている。日本語版もあれば、タガログ語版、ヒンディ語版などもあり、それぞれの言語での歌を聞き比べるのも楽しい。
 すでに続篇の話も出ているらしいので、それも楽しみだ。