【映画】劇場版 銀河鉄道999

 『劇場版 銀河鉄道999を観る。
 機械伯爵に母を殺された少年・星野鉄郎が、謎の美女メーテルとともに「銀河鉄道999」に乗り込んで、無料で機械の身体をもらえるという星を目指す物語。原作より鉄郎の年齢をじゃっかん上げて、顔つきもきりっとしたものに変えられている。そして、甘酸っぱいまでの青春のドラマとして仕上げられている。
 今回、初めて観たのだけれど、これはこれで悪くない。あまりにも臭いセリフのオンパレードではあるのだけれど、それが松本零士の世界だから仕方がない。「男だったら○○しなければならない」というセリフが多く、当時としてはなんの疑問も感じなかったセリフではあるのだけれど、いま観ると「ジェンダー的にどうよ?」という感想をつい持ってしまう。時代の流れとともに、自分の持つ価値観が塗り替えられているんだろうな。
 ハーロック、エメラルダス、トチローといった松本零士の作品でお馴染みのキャラクターたちが、それぞれ魅力的なキャラとして登場してきているのもいい。
 『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』も観てみよう。