【映画】東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦

 『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 決戦』を観る。
 クライマックスに至る骨格はすべて前編で組み立てられているので、あとはひたすらクライマックスに向けて疾走するのみという後編だ。さすがに盛り上がる。悲劇的な運命からマイキーを敵とみなす芭流覇羅の一虎。東京卍會を去り、芭流覇羅に加わる場地。だが、未来からタイムリープしてきた武道は、マイキーが一虎と場地を殺害し、それをきっかけにダークサイドに落ちてしまうということを知っていた。それが、めぐりめぐって日向が事故死することにつながるのだ。必死になってそれをくい止めようとする武道だったが、とうとう東京卍會と芭流覇羅の決戦のときがやってきてしまう。
 いやあ、こいつらみんな不死身じゃん。なんで、金属バットで思いっきり頭を殴られて平気でケンカを続けられるんだよ。なんで、カナヅチで頭を殴られて死なないんだよ。まあ、チョウ・ユンファだって、何発もの銃弾を食らっても大丈夫だったけどね。
 それにしても、クライマックスの廃車置き場での乱闘シーンの撮影はさぞかし大変だっただろうな。とりわけ、廃車が積み上げられた場所で殴り合って、そこから勢いよく転がり落ちるスタントマンのアクションの凄さには呆れかえる。それこそ、怪我をしないように準備万端整えて、何度もリハーサルを繰り返した上でやっているのだろうけれど、それでも凄すぎる。
 というわけで、前編がいまいち盛り上がらなかった分、後編のクライマックスで映画2本分ぐらいのアクションを堪能させられ、もうお腹いっぱいという感じ。ゲップがでるくらい、ヤンキーたちの過激なバトルを満喫させてもらいました。
 しかし、ラストはあれでいいのか? どう考えてもやばいだろう。ネタバレになるので書けないのだけれど、さすがにあのラストはないだろうと、どうしてもモヤモヤしてしまう。さらに続篇を作って、そのモヤモヤを吹き飛ばしてくれると期待していていいのだろう?