【映画】スカジャン・カンフー

 ゴールデンボンバー喜矢武豊が出演、武田鉄矢、伊澤彩織が共演という短篇アクション映画『スカジャン・カンフー』を観る。
 クンフー映画が好きだけれど、腕っ節の方はからきしという若者(喜矢武豊)。憧れの映画館スタッフの女性(伊澤彩織)がチンピラに絡まれている場面に遭遇しても、見て見ぬフリして素通りしようという情けなさ。だけど、謎の浮浪者(武田鉄矢)が持ち込んだ背中に竜の刺繍の施されたスカジャンを着ると、とたんにクンフーの達人となってしまい、ひと間違いから追ってきたチンピラたちを叩きのめし、さらには謎の中国人(三元雅芸)と一騎打ちをすることになってしまうのだった。
 21分の短篇なので、きわめてシンプルな作品ではあるのだけれど、アクションはけっこう本格的に頑張っている。武田鉄矢がハンガーヌンチャクを披露したかと思うと、主人公の喜矢武豊も2本の傘を連結した傘ヌンチャクのアクションを披露してくれる。もちろん、伊澤彩織も三元雅芸を相手にくんずほぐれつのバトルをこなしてくれる。この2人、『ベイビーわるきゅーれ』でもやりあった顔ぶれだ。
 しかし、伊澤彩織、あまりにもイメージが違っていて、ぜんぜん伊澤彩織だと気がつかなかったよ。
 アクション監督は川澄朋章。検索して調べてみると、倉田アクションクラブ出身とのことで、谷垣健治とベースは一緒だけれど、香港に渡った谷垣健治とは違い、アメリカに渡って『パワーレンジャー』のスタントマンなどをやっていた人らしい。
 監督、脚本は山田篤宏。