【映画】鉄腕アトム 宇宙の勇者

 『鉄腕アトム 宇宙の勇者』を観る。

 1964年に劇場用アニメ映画として製作され公開されたもの。6歳の時に、僕はこれを山形の映画館で観ている。おそらく山形の伯父が従兄弟と一緒に連れて行ってくれたのだろう。うちの父は子どもを映画館に連れて行くような人ではなかったので、おそらくこれが生まれて初めて映画館で観た映画だろうと思う。
 テレビシリーズの『鉄腕アトム』の中から、「ロボット宇宙艇」「地球防衛隊」「地球最後の日」の3話を再編集したものとのことだが、最後の「地球最後の日」が強く印象に残っていて、冷蔵庫を抱えた少年ロボットのエピソードだけがずっと記憶にあった。
 いま見直してみると、確かにアニメの技術的には稚拙なものかもしれないし、表現方法も古めかしいものかもしれないけれど、それでもいまでも充分に楽しめる作品と感じた。今度孫が遊びにきたら、観せてみようか。意外と楽しんで観てくれるのではないだろうか。