Netflixで広瀬すず主演の映画『ちはやふる 上の句』を観る。
高校で5人の部員を揃えてかるた部を立ち上げた綾瀬千早(広瀬すず)が、仲間とともに競技かるたの全国大会を目指すという青春ドラマ。この「上の句」では東京大会で優勝するまでが描かれ「下の句」に続くこととなる。
ろくに内容も知らずに、気軽に観られる作品として選んだのだけれど、観だしてしばらくはこの作品を選んだことを後悔した。メンバーを集めてかるた部をたちあげるまでの前半部分、役者も下手なら演出も下手で、ぜんぜんのれなかったのだ。しょせん、若い観客をターゲットにしたアイドル映画なんてこんなもんだよなあ……って、そんな印象でしかなかった。ところが、競技かるたの大会に挑むというあたりから違和感がなくなり、クライマックスではけっこう楽しんでしまった。
そして、しみじみと國村隼ていい役者だよなあと、再認識してしまった。こういう役者がいて、しっかり引き締めてくれているということなのだろう。
とりあえず、続きの「下の句」を観る気にはさせてくれた。