サルマン・カーン&カトリーナ・カイフ主演のインド映画『タイガー 裏切りのスパイ』を観る。
『タイガー 伝説のスパイ』に始まるシリーズの第3弾なのだけれど、1作目の『タイガー 伝説のスパイ』は自分的にはまったくダメダメで、これでインド歴代興収2位なのか?とがっくりした記憶がある。2作目の『タイガー 甦る伝説のスパイ』については、内容をまるっきり覚えていないので観た映画のリストをチェックしてみたら、どうやら観ていなかったらしい。そりゃ、覚えているわけがない。
そして3作目の本作なのだけれど、うーん、何度も睡魔に襲われてしまった。アクションシーンは派手なんだけれど、どういうわけか観ていて飽きてしまうのだ。
インドの伝説のスパイ、タイガー(サルマン・カーン)は、息子を人質にとられたために、パキスタンがインドと和平交渉を進めようとするのを阻止しようとするテロリストに協力させられてしまう。その結果、タイガーはトルコ警察に逮捕され、パキスタン政府に引き渡されてしまう。その刑務所からの壮絶に派手な脱出が中盤のクライマックスとなるのだけれど、そこでタイガーを救出に登場するのがシャー・ルク・カーン演じるパターンだ。シャー・ルク・カーンのパターン、サルマン・カーンのタイガー、リティク・ローシャンのカビールという3人のキャラクターが、それぞれで主演する映画がありながら、他の作品にゲスト出演するというお遊びが繰り広げられるシリーズなのである。
かくして、刑務所から脱出はしたものの、パキスタンからもインドからも裏切り者とされてしまうタイガー。だが、パキスタンの首相を暗殺しようとする軍事クーデターを阻止すべく、チームを組んで首相官邸に潜り込み、そこで死闘を繰り広げるのだった。
うーん、どうしてこのストーリーで面白くならないのだろう? 上映時間が長すぎて間延びしていたりとか、ストーリーが単調でまったく驚きがないとか、そのあたりが原因かなあ。