【読書】氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク(2)』集英社文庫コバルトシリーズ

 氷室冴子なんて素敵にジャパネスク(2)』集英社文庫コバルトシリーズを読了。

 もっとシンプルなコメディを予想していたら、けっこうシリアスな展開になってびっくりする。主人公瑠璃姫の住むお屋敷は燃え落ち、父親が死にかけ、弟もショックで寝込んでしまうというハードな展開に。しかも、犯人は瑠璃姫の殺害どころか、帝の殺害をも目論んでいるのである。さすがの瑠璃姫も、脳天気に暴れてばかりもいられない。
 いやあ、このシビアな展開から、次の巻ではいったいどういう方向に物語が転がっていくのだろう。とても気になるところではあるのだけれど、他に読みたい本をあれこれ買い込んでしまったので、続きはまたしばらく先だ。