【映画】エイリアン:コヴェナント

 エイリアン:コヴェナントを観る。
 西暦2104年、惑星「オリガエ6」に移住するために宇宙空間を航行していた「コヴェナント号」は、突如発生した事故によって甚大な被害を被ってしまう。そのため、冷凍休眠から強制的に目覚めさせられた乗組員は、「オリガエ6」よりも遙か近くに移住可能な惑星を発見し、その惑星の調査に赴くことになる。だが、惑星に降り立った隊員が吸い込んだ微細な生命体が隊員に寄生し、体内で成長して狂暴な生物が誕生してしまう。そのために全滅の危機に陥った一行だったが、そこに現れたのは「プロメテウス号」の生き残りのアンドロイド、デヴィッドであった。
 というわけで、『プロメテウス』の続篇である。いちおう、『エイリアン』の前日譚となる物語ではあるのだが、ストレートに『エイリアン』に繋がるわけではなく、これがどう『エイリアン』に繋がるのかは、いまいちよくわからない。とはいうものの、あのエイリアンという化け物がどのように誕生したのかは、本作で明らかになる。
 それにしても、「コヴェナント号」の乗組員、未知の惑星に降りたって、マスクもしないでうろつきまわるってありえないだろう。どんな病原体があるのか、あるいはどんな生命体が棲息しているのか、そういったことにまったく無頓着なのだ。
 そして、地上に降り立った隊員たちが、ひとり、またひとりとエイリアンの餌食となっていくのだけれど、その展開が安っぽいホラー映画のパターンそのものなのもいささか残念。だって、どこにどんな危険が待ち構えているのかわからない状況で「ちょっと顔を洗ってくるわ」とか言って、単独行動をとる女性がいれば、そりゃあ殺されるという展開しかありえないだろう。ひとり、またひとりと単独行動をとって殺されていくので、「おいおい、この後に及んでひとりで行動するなよ」とか思ってしまう。
 クライマックスの展開は、映像は100倍ぐらい派手になっているものの、基本的には1作目の『エイリアン』と同じ。
 アクションシーンがとにかく派手で飽きさせないという点では大満足ではあるのだけれど、もうちょっと脚本には頑張ってほしかったというのが正直なところだ。