リドリー・スコット監督の『プロメテウス』を観る。『エイリアン』のルーツともいうべき物語である。もっとも、細かいところで設定がいまいちよくわからなかったのだけれど。
西暦2089年、新たに発見された古代遺跡から、人類の起源となる惑星の存在が明らかになり、科学者を乗せた宇宙探査船プロメテウス号がその星へと送り込まれる。だが、彼らがそこで見つけたのは、自ら作り出した生物兵器によって滅ぼされた種族の残した巨大宇宙船であった。そして、そこで新たなる惨劇が繰り広げられるのだが……。
正直、あれこれよくわからなかったし、ヒロインが不死身すぎたりするのだけれど、それでもなかなか面白かった。ただ、本当にあれこれよくわからなかったので、いまいちすっきりしない。そもそも、冒頭のシーンの意味がわからないし、DNAが完全に一致する人類と異星人との関係もよくわからない。
いずれにせよ、ここで出てくる異星人の宇宙船が、1作目の『エイリアン』につながるというわけだ……と思ったら、『エイリアン』の遺棄された宇宙船の操縦席には異星人の遺体があったよな。となると、『プロメテウス』とつながらないことになってしまう。別の宇宙船ということなのか? あれこれわからないことは、もしかしたらさらなる続篇の『エイリアン:コヴェナント』を観れば明らかになるのだろうか? うーむ……。