★アンドレ・ブルトン『ナジャ』白水Uブックス

 アンドレ・ブルトン『ナジャ』白水Uブックスを読了。

 むかし、「若い頃、わたしはナジャのような女と呼ばれたことがあるのよ」と僕に言った女性がいた。それがずっと印象に残っていて、いつか『ナジャ』を読もうと思っていたのだけれど、なかなか機会がないまま今日に至ってしまった。ところが、先日覗いた古本市に200円で転がっているのを見つけてしまったので、いま読まなければ絶対に読まないままだなと思って手をつけた次第。
 で、読んだのだけれど、「ナジャのような女」というのがどういう女のことなのか、まるっきり分からなかった。というか、自分にはこの小説がほとんど理解できなかった。この小説は自分には向いていないということが分かっただけだった。
 こういう高尚な文学は自分には無理だ。
 「ナジャのような女」って、いったいどういう女のことだったのだろう?