★クロール 凶暴領域

 アマゾンプライムビデオで『クロール 凶暴領域』を観る。


 中国に巨大ワニ映画があるなら、ハリウッドにだってワニが出てくるパニック映画があれこれとある。その中からサム・ライミが製作に名を連ねている本作をチョイスしてみる。サム・ライミが絡んでいるのならC級オバカ映画ということはないだろう。

 猛烈なハリケーンが襲来する中、連絡の取れない父親を探しに来たヘイリーは、家の床下で大けがをしている父親を発見するが、その父親を救出しようとする過程でワニに襲いかかられる。なんと、家の床下にはワニが棲みついていたのだ。ハリケーンに襲われ、床下はどんどん浸水していく。だが、凶暴なワニのためにふたりは床下から抜け出すことができないのだった!

 いやあ、ワニは巨大じゃなくても充分に怖い。濁った水の中のどこから襲いかかってくるのか、まったく予想がつかないというのに、その水の中を移動して逃げなければいけないという恐怖。この手の動物パニック映画のお約束の展開ながらも、ドキドキしながら観てしまった。
 しかし、ワニに思いっきり噛まれているのに、あの程度の怪我ですむのか? あのヒロイン、普通ならとっくに死んでると思うぞ。
 監督は『ヒルズ・ハブ・アイズ』『ピラニア3D』『ホーンズ 容疑者と告白の角』などのアレクサンドル・アジャ。ヒロインを演じているのは『メイズ・ランナー』『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』などのカヤ・スコデラリオ。