★シン・ランペイジ 巨獣大決戦

 昨日の『ハロウィン(2018年版)』がいまいちだったので、第1作目の『ハロウィン(1978年版)』を観ようと思ったのだけれど、これがアマゾンプライムにもNetflixにもない。じゃあ、同じくジョン・カーペンターの『ザ・フォッグ』を観ようと思ったのだけれど、オリジナルの1980年版もリメイクの2005年版もなかった。
 うーん、じゃあ何を観る? なんとなく巨大生物モノが観たくなり、あれこれ探して見つけたのが『シン・ランペイジ 巨獣大決戦』。もう、邦題からして観ちゃいけない感満載なのだけれど、こういういかにもC級の巨大生物映画ってそこそこ面白かったりするので侮れない。
 原題は『巨鱷島』。そう、巨大なワニの登場する中国映画なのだ。中国で巨大なワニが出てくる映画というと、『メガ・クロコダイル(巨鰐)』という映画があって、これも突っ込みどころ満載ながらもそうバカにしたものでもなかった。よし、今夜はこれだ。


 巨大な鳥の群れに襲われた旅客機が無人島に不時着する。ところがその島は、放射性物質によって巨大化した生物の支配する島だったのだ! いま、生き残った者たちの凄絶なサバイバルが始まる!
 と、かっこよくストーリーを紹介したが、登場する巨大生物は鳥とワニと蜘蛛だけ。他の生物はどうした? ま、いいか。
 とりあえず、シンプルに楽しめる映画には仕上がっていた。この手の映画によくある「おいおい、そこでそういう行動する? バカじゃないの?」というような場面もほとんどない(ないとは言わないが)。ちょっと合成が雑なところもあるけれど、充分に許せる範囲。ということは、この手の映画としてはめちゃくちゃ及第点ではありませんか。期待していなかった分、充分に楽しめてしまったではありませんか。